彼女がジョン・レノンを聴きたいというので、これ幸いとばかりにCDを買ってきた。「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」という二枚組だ。久しぶりに聴く。
このアルバムはジョンとヨーコが最も過激な活動をしていたときのものといわれている。1曲目の"WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD"(女は世界の奴隷か!)からして、女性解放を歌った曲なのに、タイトルの挑発的な差別用語が問題になって、各局で放送禁止にされてしまった。
ところで、このアルバムのニューヨーク・タイムズ風表紙の中に、ニクソンと毛沢東が裸で踊っている合成写真がある。「ウィ・アー・オール・ウォーター」というヨーコの曲に添えられたもので、こんな歌詞ではじまる…
毛沢東とニクソンにたいした違いはない
ふたりを裸にしてみれば
マリリン・モンローとレニー・ブルースにたいした違いはない
ふたりの棺桶を調べてみれば
…で、思ったこと。
1)ブッシュとビンラディンにも裸でダンスを踊ってもらいたい。たいした違いはない。
2)過激な表現がラディカルなのではない。独自の視点から生々しく導かれたものだけがラディカルな表現になりうる。
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