彼氏と倦怠期である女友達から先日、電話があった。「恋の予感がする」と彼女は言った。その久しぶりのワクワクする言葉に気がせいてしまい、「誰と、何で、いつから?」と彼女に質問攻めの私。その「恋の予感」の理由に「ふ〜ん。そんなものか」と思ってしまった。
彼と彼女は以前からの飲み友達。彼女にも彼がいたし、彼にも彼女がいた。しかし、いつの間にか2人きりで飲みに行くことが多くなったという。2人とも仕事をバリバリしていて忙しいので、頻繁に会うわけではなかったが、1ヶ月に1度ぐらいの割合で
彼からの誘いがあったらしい。でも、ここ2ヶ月ぐらい仕事が忙しく、彼の誘いを断っていた彼女。そしてある金曜日、「そろそろ仕事は落ち着いた?」と彼からのメール。「相変わらず忙しいけど、来週なら何とか時間つくれるかもしれない」と返した彼女に、彼は「じゃあ、月曜日に会おう」と返信してきたそう。
彼女はそのメールを見たとたん、ただの友達だと思っていた彼に恋愛感情を抱いてしまったそうだ。
来週の一番始めの日である、「月曜日に」会いたい、と素直に伝えて来た彼のことが愛おしくなってしまったそうだ。つまり、彼女には「早く会いたい」という言葉に聞こえたのだという。
「う〜ん、そんなものか」と感じたのは私だけではないかもしれない。
でも、そんな小さな言葉のフレーズが彼女の中に眠っていた「恋心」を引き出したというのは、何だかすごいなと思ってしまった。偶然彼のあいていた日が「月曜日」だけだったのかもしれないが、もしそれが「火曜日」や「木曜日」だったら、彼女の心に火はつかなかったわけだ。オンナゴコロは奥深い。
今、狙っている女性がいる男の人は、「来週会える?」と聞いた後、「月曜日に会いたい」と伝えるべし。イチコロだ。たぶん。(SAK)